Fastly で1,000倍にスケールアップし、月間何兆件もの機能フラグと実験を配信している Split

When Split opened for business, one of the first building blocks they were looking for was an edge cloud network to serve as the medium for delivering feature flags to their customers. The top of their priority list was scalability and reliability, which is why they chose Fastly. Split’s customers adopt feature flags to introduce and roll back changes as nimbly as possible, by reducing the median time to recovery. When evaluating conventional CDNs, Split was experiencing purge times ranging from 10 to 30 minutes. “That would be ridiculous,” says Patricio “Pato” Echagüe, Chief Technology Officer and co-founder. “I can’t tell a customer that.” With Fastly’s edge cloud network, Split is getting sub-second purge times in most cases—a difference of nearly 200%.

現在 Split は15億人に上る名前付きユーザーと名無しユーザーのフラグを評価しています。Fastly でエッジからフラグを配信し、オリジンを戦略的にシールドすることで、Split はトラフィックのピーク時でも安定した高パフォーマンスを維持することができます。Echagüe 氏によると、Split が1秒間に12万件のリクエストを受信した際、54件を除くすべてのリクエストが Fastly に送信され、エッジからレスポンスが配信されました。「Fastly のオリジンシールドが無ければこれは不可能でした」と Echagüe 氏は語ります。

また、グローバルな顧客ベースを持つ Split は、Fastly のグローバルネットワークを通じてあらゆるロケーションで高可用性を維持しています。99.99%の稼働率を保証する SLA により、あるリージョンでパフォーマンスが低下すると、Fastly がそれを検出して別のリージョンにリクエストを再ルーティングし、人的ミスのリスクが排除されるため、Split は大規模なパフォーマンスの提供を維持することができます。

優れた開発ツールときめ細かいサポートで更新を加速

Split は Fastly の使いやすさとエンタープライズサポートも Split の成長に貢献したと考えています。Split の設立当初、CDN を使用したサービスの構築と運用は、同社の設立者たちにとってまったく新しい領域でした。当時、Split は Fastly の豊富なドキュメントを活用しながら Fastly でサービスを構築しました。Split のビジネスの成長に伴い、顧客が増えただけでなく、プラットフォームの複雑さも増しましたが、新しい機能を開発したり、コードを修正する際に、いつでも Fastly のサポートを利用できるという安心感がありました。

Fastly は24時間365日のサポートを提供するだけでなく、プロアクティブに Split チームをサポートしています。Split で Cloud Engineering Manager を務める Nicolas Espejo 氏は、Fastly の Edge Dictionary 機能を始めて試したときのことを今でも覚えています。Fastly のお客様は Edge Dictionary を利用して Fastly サービス内にディクショナリを作成することができます。Espejo 氏が Fastly のサポートチームのメンバーと Edge Dictionary について話し合った後、別の Fastly のエンジニアから直接連絡があり、Split が取り組んでいた問題を解決するより優れた方法に関するアドバイスを受け、それにより結果も改善されました。

Split では Fastly の VCL も使用してデプロイを最適化しています。Echagüe 氏は Fastly の使用を開始する前は VCL に馴染みが無かったそうですが、一度使い始めたら「まるで魔法を手に入れたみたいだった」と語っています。Split にとって、自分たちで何かをしようとするにせよ、Fastly Fiddle を利用してその作業をシンプルにするにせよ、何でもしたいことができる VCL は心強いツールです。また、Echagüe 氏と Espejo 氏は Fastly による Terraform API のサポートを活用することで、人的ミスの可能性を削減しただけでなく、開発サイクルの加速も実現しました。Split では近いうちにコードの変更をすべて Terraform で管理するようにし、誰もがより簡単にコードをレビューしてより迅速に変更を実装できるようにすることを計画しています。

Split の配信プロセスを強化した Fastly の機能

可観測性は効率的なスケーリングに欠かせない要素の一つです。Fastly による Sumo Logic と Syslog のサポートを活かして Split はトラフィックに対するリアルタイムのインサイトを得ています。これは、日常的なモニタリングや予想外のスパイクに対応するのに役立っています。ある日 Split は、明らかな理由が無いにもかかわらず、自社サイトのトラフィックが通常よりも10倍増加していることに気づきました。Fastly と連動し、Split も利用している Web サイト管理プラットフォーム Pantheon のチームはこのトラフィックの増加を確認し、Split に容量のアップグレードが必要かどうか問い合わせました。Split が Fastly のログを確認したところ、ある顧客が実行した変更により、突然、何千ものリクエストが発生していることがわかりました。Split はすぐにこの問題を修正し、トラフィックの流れを維持することができました。

さらに Split は、Fastly のイメージオプティマイザーも導入しました。リクエストを送信したデバイスに適切なサイズの画像を配信しないと Google によってペナルティが課されるため、イメージオプティマイザーの利用は Split とその顧客が SEO を改善するのに役立ちます。エッジで画像を最適化することで、画像の配信を高速化することも可能です。

最後に、Split は Fastly の予測可能な価格設定も Split の成長に欠かせない重要な要素の一つとして挙げています。多くの CDN ベンダーはさまざまなことに (時には予想外に) 料金を追加するため、CDN のコストが大幅に変化することがよくあります。「(コストに関して) Fastly はとてもクリアです。コストについて考えたり、変更によって料金が加算されるのではないかと心配する必要がありません。これは私にとって重要なことです」と、Echagüe 氏は述べています。