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ライブストリーミングイベント企画のチェックリスト

スポーツイベントや授賞式、企業の新製品発表会、政治イベントなどのライブストリーミングを計画する際、過度のレイテンシや質の劣化、サービスの中断が生じることな視聴者にスムーズにコンテンツを確実に配信できるようにする必要があります。質の低いユーザーエクスペリエンスは顧客の不満を招き、スポンサーによる料金の減額や払い戻しの請求、ソーシャルメディアでのバッシングにつながる可能性があります。

今日のユーザーはレベルの高い体感品質 (QoE : Quality of Experience)求めているため、配信するコンテンツのタイプに関わらず、ライブイベントに先駆けて適切なプランを立て必要があります。この記事では、ライブストリーミングイベントを計画する際に欠かせなステップを紹介します。

テクノロジースタックの初期評価

すでに可能なことと、必要なことを確認します。その一環として、自社のアーキテクチャが必要に応じてスケールアップできること、あらゆるデバイスにストリーミングできること、視聴者がいる地域に配信できること、オリジンの送信コストを抑えるためにリクエストを共有できること、マルチ CDN またはマルチクラウド環境を管理できることを確認する必要があります。

また以下を検討することも重要です。

  • 自社のエンドツーエンドのテクノロジースタックに何があるか

  • 自社スタックのコンポーネントについて容量の限界を特定できるか

  • 大規模なトラフィックスパイクに対応するのにベンダーに前もって警告する、または容量を予約する必要があるか

  • ベンダーとサポート担当者は誰か

  • イベント中、リアルタイムのサポートをベンダーから受けられるか。その場合、どのようなサポートが受けられるか

  • 現在、どのような分析機能が利用可能か

イベント規模の特定

イベントの視聴者数に関して「最大予想人数」(スパイクを含む)「最も現実的な予想人数」を特定し、必要な容量の予約を行います。規模は高めに予測することを勧めします。後で後悔せずに済むよう安全を第一に考えましょう。その際、以下を確認してください。

  • ピーク時の同時視聴者数の予想

    • 予想される視聴者の地理的分布

    • イベント中、視聴者の出入りが激しいこと予想されるか、それともイベントの大部分で視聴し続けることが予想されるか

  • データ転送量とリクエスト数の予想。最大解像度、ビットレート、セグメントサイズなどの要因を考慮

  • イベントの持続時間

  • イベントの視聴者数が予想を超えた場合、何が起こるか

  • 自社インフラストラクチャの限界は何か。どのようなバックアッププランがあるか

可能なすべてをエッジに移行

すべてを視聴者の近くで処理することで、全体的なユーザーエクスペリエンスを改善することができます。また、オリジンへのリクエストが減るため、コストの削減にもつながります。既存のインフラストラクチャへの投資を補完するソリューションを特定しましょう。そして、何をエッジに移行できるか検討します。以下に例を示します。

  • ジオフェンシング

  • VPN/Proxy 検出

  • デバイス検出/デバイス特有のロジック

  • 認可機能

  • DDoS 対策

  • TLS

チームに権限を与える

自社インフラストラクチャの構成を理解している社内の関係者とベンダーの担当者で構成されるチームを結成し、イベント中に迅速に対応できるようにします。1分でも無駄にできな緊急時には、サポートチームの対応を待ったり、さまざまなレベルのサポートチャンネルに連絡する時間はありません。そのため、何も問題が無い場合と問題発生時の両方でプロアクティブに通知を受け、問題がある場合はそれが自社のシステムに起因しているのか、それともインターネット環境によるものなのか分か情報が提供される通知システムが必要です。ボトルネックによって対応が遅れることがあってはなりません。迅速にトラブルシューティングを行うためには、俊敏性が不可欠です。

  • オンサイトの意思決定ツリーを作成してオンサイトのチームに決定権を与える

  • 自社スタックで他のベンダーに関連する潜在的な問題がある場合に、それを丁寧か明確に指摘する方法についてチーム内で同意を得る

  • 必要に応じて設定のロールアウトまたはロールバックを実行できるようにする

  • すべての重要な役割について、バックアップのスタッフを用意する

  • 連絡先リストとエスカレーションポイントのリストを作成する

プランをテストし、確実に機能することを確認する

配信パイプラインを設定したら、設定変更をテストし、反映されるまでにどれくらいの時間がかかるか確認します。また、バックアッププランもテストし、必要な場合に機能することを確かめます。さらに、複数のベンダーとのコミュニケーションプランを確立し、ライブイベント中にさまざまなベンダーに情報を伝達するプロセスを定義します。

最後に、大規模なライブストリーミングイベントの前に、小規模なイベントで必要なテクノロジーとサービスを使用してプランを完全にテストします。その際、以下を含むプランのすべてのコンポーネントを必ず確認するようにしてください。

  • 配信パイプライン

  • トラブルシューティングとイベント後の測定に役立つ有意義なログ記録

  • リクエスト共有/中間層 (オリジンのオフロードは十分か、それともオリジンシールドなどの追加レイヤーを加える必要があるか)

  • 接続性 (パブリッククラウドを使用している場合は、必要なオリジンサーバーへの接続性がエッジ配信で保証されているか確認し、ベアメタルのオリジンサーバーを所有する場合は、相互接続/ピアリングを検討する)

  • 起こり得るトラブルへの対応プロセスのテスト (復旧プランが想定どおりに機能することを確認する)

  • ライブイベントのモニタリングサービス

  • イベント後のレビュー、総括、教訓

今後について

上記のアドバイスは、高品質のライブストリーミングイベントを視聴者に提供するのに役立ちます。ライブストリーミングのプロセスは複雑でリスクも多いため、あらゆる事態に備え、必要なサポートが得られるようにすることが重要です。リアルタイムモニタリング、ストリーミング配信、リクエスト共有機能、キャパシティプランニング、柔軟なデプロイを提供する Fastly Live Event サービス利用することで、ライブストリーミングのパフォーマンスに関するインサイトが得られ、トラブルシューティングをすばや実行できます

ライブストリーミングイベントを成功させるコツの詳細については、米国121日に開催したウェビナーの字幕版2020年を成功に導いた Fox TV & Sports スーパーボール事例をご覧ください。このウェビナーでは、Fox昨年、コンテンツ配信のエコシステムを革新し、高品質のストリーミングエンターテイメントとライブストリーミングを成功させた秘訣を紹介します。

Dima Kumets
Director of Product Management
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