Fastly のお客様ならびに関係者の皆様へ


今年も終わりを迎える中、第4四半期のリリースを振り返ってみたいと思います。まず、50ドル相当のクレジットを活用して Compute@Edge をお試しいただける無料トライアルの提供を開始しました。Fastly のコントロールパネル内にある「Compute」タブから簡単にサービスを開始できます。またこの機会にオリジンインスペクターを採用し、可観測性を高める戦略の強化にお役立てください。これにより、Fastly エッジクラウドネットワークを経由するオリジントラフィックのリアルタイムおよび履歴のデータセットへのアクセスと視覚化が可能になります。セキュリティ面では、Fastly Next-Gen WAF の高度なレート制限機能でお客様が指定できるクライアント識別子がそれまでの2倍以上にあたる2万5,000に増え、プレミアパッケージのお客様はより効果的な保護が得られるようになりました。さらに Cloud WAF VPC 2.0 もリリースされ、各デプロイにおいて Cloud WAF から単一のオリジンへの同時接続をより多く処理できるようになりました。


内容



  • Compute@Edge無料トライアル

  • オリジンインスペクター (限定提供)

  • Fastly Next-Gen WAF高度なレート制限

  • Cloud WAF VPC 2.0


  • Compute@Edge無料トライアル


    Compute@Edge の無料トライアルがどなたでもご利用可能になりました。お気軽に同プラットフォームをお試しいただけるよう、50ドル相当のクレジットを提供しています。Fastly アカウントを作成、または既存の Fastly アカウントにログインし、「Compute」タブから簡単に新しいサービスを開始できます。また、Fastly のコントロールパネルのホームページ上に新しいオプションとして Compute@Edge トライアルが表示されるようになりました。無料トライアル以外にも、期間限定キャンペーンや、Forrester によって Fastly がエッジコンピューティングの「リーダー」に選出されるなど、今期も Compute@Edge に関する話題が尽きませんでした。



    オリジンインスペクター (限定提供)


    オリジンインスペクター は、オリジンサーバーから Fastly のエッジクラウドに配信されるレスポンスに関するリアルタイムデータと履歴データへのアクセスを可能にする視覚化機能とデータセットをお客様に提供します。これにより、ログデータをサードパーティのデータコレクターに送信することなく、オリジントラフィックをモニタリングできるようになります。オリジンインスペクターは、特定のサービスが受信したオリジンからのレスポンスデータ (データ転送量、レスポンスのステータスコード、オリジンからのレスポンス数など) を集約し、その情報をコントロールパネルの視覚化機能によって、または JSON 形式のデータストリーム
    として表示できます。



    高度なレート制限


    レート制限ルールごとにブロックまたはログできる IP またはお客様が指定できるクライアント識別子のデフォルト数が1万から2万5,000に増えました。今回の更新により、ブロックまたはログされるクライアント識別子のリストが最大容量近くに達した場合に、これらのリストをよりインテリジェントに管理できるようになります。リストが最大容量近くに達していない場合は、既存の動作との間に違いは見られませんが、大量の攻撃や悪用シナリオからお客様をより効果的に保護し、これらのシナリオにおいて攻撃者から見た予測不可能性を高めることができます。



    Cloud WAF VPC 2.0


    今期、Cloud WAF チームによって VPC 2.0 がリリースされました。VPC 2.0 は、各デプロイにおいて Cloud WAF から単一オリジンへの同時オープン接続をより多く処理できるよう強化された Cloud WAF インフラです。これにより、単一オリジンへの接続数が多い大規模なお客様が抱える問題を解決できます。今後、新しい企業レベルの Cloud WAF デプロイはすべて、VPC 2.0 インフラを介して実行されます。

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