Fastly のお客様ならびに関係者の皆様へ
今四半期、Fastly はプラットフォーム全体でユーザーエクスペリエンスを向上させるために設計された重要な機能のリリースと機能強化を発表しました。最新リリースは、セキュリティ、オブザーバビリティ、ストレージ、AI アクセラレーションの重要な分野に対処します。今回の更新では、アプリケーションレベルの攻撃に対する堅牢なセキュリティを実現する DDoS Protection、オブザーバビリティを強化する Log Explorer & Insights、コスト効率の高い大容量ファイル管理を実現する Object Storage、LLM API のパフォーマンスを最適化する AI Accelerator が一般公開されています。これらのサービスは、お客様の進化するニーズに応える最先端のソリューションを提供するという私たちの取り組みを反映しています。これらの新機能がお客様の運用にどのようなメリットをもたらすのかを見てみましょう。
すぐにデプロイできる Fastly「DDoS Protection」(https://investors.fastly.com/news/news-details/2024/Fastly-Unveils-New-DDoS-Protection-Solution-to-Defend-Against-Disruptive-Application-DDoS-Attacks/default.aspx) は、ビジネスに支障をきたす分散型攻撃を自動的にブロックし、アプリケーションや API のパフォーマンスと可用性を維持します。初めてモバイルアプリをリリー スするスタートアップ企業から、世界最大のeコマースサイトまで、インターネット上のすべてのアプリケーションと API は、DDoS 攻撃によるサービスの遅延、クラウド費用の増大、最悪の場合はサービス停止のリスクにさらされています。Fastly DDoS Protection により、誰でもスイッチを切り替えるだけで即座に保護を開始できます。同ソリューションは 350 Tbps を超える Fastly のグローバル容量を利用して大規模なネットワーク層の攻撃を吸収しつつ、Fastly 独自の適応技術を駆使してお客様に影響が及ぶ前に悪意のあるトラフィックを自動的にブロックします。
Log Explorer & Insights は、オブザーバビリティパッケージの一部として大幅に改善され、ベータ版から正式版に移行しました。このターンキー機能により、開発者とオペレーターは、複雑なデータパイプラインを使用せずに、Fastly プラットフォーム上でログデータから実用的なインサイトを直接得ることができます。インサイトダッシュボードは、プロアクティブなトレンドの特定、パフォーマンスの最適化、問題のトラブルシューティングのための視覚化を提供します。Log Explorer を使用すると、ユーザーは Fastly コンソールまたは API 内で個々のログを表示、フィルター、分析できるため、サードパーティのデータコレクターが不要になります。現在、Compute (2025年第1四半期に予定) を除くすべてのサービスで利用可能で、データは米国で最大7日間保存されます。