Fastly エッジクラウドプラットフォーム

Fastly Media Shield WBR

Fastly の Media Shield を活用してオリジンへのトラフィックを削減し、高いパフォーマンスと低レイテンシを維持できます。

マルチ CDN アーキテクチャの隠れたコスト 

複数の CDN を使用してストリーミングコンテンツを配信する場合、それぞれが独自のアーキテクチャと設定を持つため、オリジンへのリクエストを効率的に分散させることは困難です。

たとえば、トラフィックが3つの異なる CDN にランダムにルーティングされる場合、それぞれのネットワークの配信拠点 (POP) が、同じ地域の視聴者向けコンテンツをそれぞれ取得しに行く可能性があります。このシナリオでは、オリジンは単一 CDN の場合と比べて3倍のリクエスト数を処理することになります。

これが世界中の数十、数百の場所で同時に発生すると想像してください。追加リクエストを処理するコストがどれほど積み重なるかは容易に理解できます。さらに、追加リクエストによって発生するデータ送信コストも無視できません。加えて、より多くのリクエストがオリジンからコンテンツを取得するようになると、レイテンシも増加し、すぐに平均以下の閲覧者体験につながります。

Fastly のソリューションが役立つ理由

Fastly の Media Shield は、既存のマルチ CDN デプロイを最適化しながら、ストリーミングサービスの総保有コスト (TCO) を削減します。また、オリジンに到達するトラフィックを大幅に減らすことでコストを削減し、動画サービスを支えるために必要なインフラストラクチャの規模を縮小できます。

既存のオリジンシールドおよびリクエスト共有機能を基盤として、Media Shield はこれらの概念を Fastly ネットワーク外のマルチ CDN デプロイにも拡張します。既存ワークフローに最小限の変更を加えるだけで、マルチ CDN デプロイの前面に Fastly Media Shield を配置し、オリジンのフットプリントを大幅に削減できます。必要な作業は、Media Shield をオリジンとして使用するように CDN を設定し、Media Shield が自社のインフラストラクチャを指すように設定するだけです。

同じ設定で、Media Shield と一緒に Fastly を CDN の1つとして使用することもできます。既存 CDN を通常どおり使い続けながら、オリジントラフィックを大幅に削減できるため、オリジンインフラストラクチャを削減または再利用できます。また、各 CDN を通過するトラフィック量自体は変わらないため、既存の契約上のコミットメントを再評価する必要もありません。

Media Shieldアーキテクチャ

コスト削減

ストリーミング動画に関連するインフラストラクチャコストの管理は簡単ではありません。Fastly Media Shield は、不要なリクエストを排除し、コスト削減と効率向上を実現するための複数の主要機能を活用します。リクエスト共有機能は、同一のコンテンツに対する複数のリクエストをオリジンへの1件のリクエストとして束ねます。これにより、インフラストラクチャが処理する必要があるリクエストの数が桁外れに削減されるため、データ送信コストの一部を節約できます。オリジンシールドでは、公開または管理対象の Fastly POP をインフラストラクチャ前面の Media Shield として指定できます。キャッシュミスはオリジンではなく Media Shield へ送られるため、インフラストラクチャコストを削減できます。

「異なる CDN からビデオを再生するために当社のアプリケーションで異なるコードを使用しなければならない場合、システムが複雑化します。そこでメディアシールドを採用した結果、当社の CDN 環境から複雑性を排除することができました。アプリケーションをよりシンプルにすることで信頼性が高まり、お客様の満足度とエンゲージメントの向上につながります。またそれにより、収入とサブスクライバーも増加します」

John Cool

卓越したパフォーマンス

コンテンツ取得のためにリクエストがオリジンへ戻ることになると、ユーザーエクスペリエンスが損なわれます。Media Shield は、より多くのコンテンツをエッジでキャッシュし、ユーザーに近い場所で配信することで、ユーザー体感品質 (QoE) を向上させます。Media Shield は高性能 SSD を備えているため、キャッシュミスを効果的にキャッシュヒットへ変え、人気コンテンツやロングテールコンテンツがキャッシュから提供される可能性を高めます。これにより、起動時間やプレイバックの中断が減少し、視聴者にストレスのない視聴体験を提供します。また、キャッシュクラスターにより、POP 内のキャッシュノード同士が互いのストレージからコンテンツへアクセスできるため、より多くのロングテールコンテンツを長期間キャッシュに保持できます。アクセス頻度の低いコンテンツをより多くキャッシュから配信できることでレイテンシが大幅に減少し、視聴者の体験をさらに向上させることができます。

「メディア企業が直面しうる最大の課題の1つは、複数の CDN にまたがるストリーミングトラフィックを、重複する努力やコストの増大を招かない方法でルーティングする方法です。Fastly の Media Shield は、この問題に対する説得力のあるソリューションを提供します。」

Dan Rayburnl 主任アナリスト


柔軟なデプロイ

すべての組織には固有の技術要件とビジネス要件があります。Fastly では、チームに最適な方法で Media Shield を導入できます。Fastly のロードバランシング技術により、オリジンの場所ごとに異なる Media Shield を指定でき、視聴者に最適なアーキテクチャを構築できます。

また、Media Shield はオリジン設定の簡素化にも役立ちます。各 CDN ごとに個別のオリジン設定ファイルを維持する代わりに、Media Shield を使うことで、変更を1か所に集約できます。設定を何度も再構成することなく、オリジン間でトラフィックを迅速に移行できます。

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