エッジがデジタル出版にもたらすメリット

「エッジ」から行うデジタル出版とはつまり、可能な限り読者の近くでコンテンツを配信することを意味します。これは、オンプレミスのオリジンサーバーからコンテンツを配信する従来の方法と比べると、大きな進歩です。この方法は、分散型エッジクラウドネットワークに加え、以前はキャッシュ不可能と考えられていたコンテンツをキャッシュし、即座にパージする機能などによって実現されています。

消費される場所にコンテンツを近づけることで、サーバースペースやインフラのメンテナンスに伴う従来のコストや制限を回避することが可能になるほか、エッジコンピューティングによる更なるメリットを得ることができます。今回は、エッジを使ってデジタル出版戦略を強化する方法について具体的にご説明します。

レスポンスタイムの短縮
お客様の Web サイトは、国内や世界各国の新規ユーザーにどれだけ迅速に対応できるでしょうか?最適化されたエッジプラットフォームは、世界中のサーバーに Web ページのコピーを保存することで、Web ページの最初の1バイトが到着するまでの時間 (TTFB) と、それ以降のすべてコンテンツの読み込みを短縮します。これによりユーザーの満足度が高まるだけでなく、コンテンツを検索結果の最上位にプッシュすることで、SEO ランキングを向上させることが可能になります。

瞬時に公開・更新
キャッシュ機能の出現以来、キャッシュデータの消去方法が課題となってきました。失効済みのコンテンツや古いコンテンツの配信は、デジタル出版では避けたいものです。最適化されたエッジ・パブリッシング・プラットフォームを使用することで、コンテンツのコピーが瞬時に世界中のサーバーに保存されます。それによって必要に応じて瞬時にデータの消去や更新を行うことができるため、お客様や読者に大きなメリットがもたらされます。

新機能の迅速なテストとロールアウト
新機能をロールアウトする方法はいくつかありますが、最も簡単で効果的な方法は、エッジで迅速な A/B テストを実行することです。開発者は、プログラム可能なキャッシュレイヤーを使用することで、一部のトラフィックをテストサイトにルーティングしたり、テストヘッダーを追加して本番環境投入前に一部の読者に新機能やヘッドラインを公開することを簡単に行うことができます。

邪魔にならないペイウォール
サブスクライバーにとってペイウォールの存在は一般的になりつつあるとはいえ、シームレスで迅速な体験を妨げるものであってはいけません。ペイウォールをエッジに移行することで、ID、ロケーション、サブスクリプションステータスなどの情報を確認するユーザー認証を大幅に高速化させることができます。

広告ブロック機能を瞬時に検出・拒否
広告は、多くのデジタルパブリッシャーにとって主要な収入源ですが、広告ブロック機能の普及は業界にとって深刻な課題となっています。エッジのパブリッシングプラットフォームなら、広告ブロック機能を使用している読者を迅速に検出し、トラフィックを拒否することができます。

パーソナライズされたコンテンツターゲティング
デジタルワークフローとデジタルプロセスのメリットの一つは、コンテンツ配信サービスとして計り知れないほどの柔軟性を備えていることです。強力な顧客インサイトと、Web サイトをリクエストするユーザーのステータスを確認する、パワフルなエッジプリフライトシステムを組み合わせることで、読者にカスタマイズされたコンテンツを高速で配信することができます。これには、オーガニックコンテンツだけではなく、広告も含まれます。

アセットを適切なサイズで配信
数多くのデバイスが存在する現在、デジタルコンテンツ配信のためのレスポンシブな Web サイトを構築することは容易ではありません。しかし、強力なエッジプラットフォームを使用することで、デバイスを自動的に検出し、ユーザーを適切なアプリケーション (モバイルまたは Web) に誘導することが可能になります。これには、画像を適切なデバイス、品質、サイズに合わせて自動的に最適化することが含まれます。

客様の成功を支援するエッジ

高速かつ安全でセキュアなユーザーエクスペリエンスを提供するために、テクノロジーは一元的なインフラストラクチャから転換しつつあります。すでに確立されたコンテンツプラットフォームをお持ちの場合、あるいは一から始めようとしている場合でも、読者を維持し、満足させるエクスペリエンスを実現するには、可能な限りスピードとパワーを向上し、デジタル配信の更なる高みを目指すことが重要です。客様の成功を支える Fastlyサービスについてぜひご覧ください

Bridget Lane
Senior Software Developer
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Bridget Lane
Senior Software Developer

Bridget Lane is a senior engineer at Fastly focused on our backend API. She regularly works with Compute@Edge and Varnish. When not at work, you can find her training for triathlons, baking cookies, or exploring Washington, DC.