Rocket Lawyer、エッジでアジャイルかつセキュアな AI 搭載の法務サービスを配信
主な成果
エンドユーザーにまったく意識させない、バックエンドと CMS のスムーズな移行を実現
Next-Gen WAF による一元化されたエッジセキュリティにより、脆弱なシステムに到達する前に脅威をプロアクティブにブロックし、CVE に対して Log4j などの仮想パッチを提供
開発者が Infrastructure as Code の更新でシームレスに共同作業を行いデプロイできるようにすることで、エンジニアリングのサイロ化を解消
運用上の遅延を待つことなく、設定の即時プッシュ、キャッシュの迅速なパージ、即座のロールバックを実現
コンテンツチームがルーティングとキャッシュの更新を自律的に管理できるようにし、インフラストラクチャのボトルネックを解消
課題
Rocket Lawyer は、一般の人々や中小企業の法的なニーズを支援するオンラインサービスです。病院の病室から医療委任状を作成するなど、ユーザーが重大な局面でプラットフォームを利用することが多いため、信頼性とカスタマーエクスペリエンスは極めて重要です。
Rocket Lawyer のクラウドエンジニアリング担当ディレクターである Brion Moss 氏は次のように述べています。「当社は、ユーザーが今必要としているからこそ利用するサービスです。ブラウザの読み込みマークが回り続けるのを見ることなど、誰も望んでいません」。
エクスペリエンスを向上させるため、同社は AI を活用した法務アシスタントである Rocket Copilot を導入しました。これにより、即座に回答を提供し、契約上のリスクを指摘し、ビジネス上の資産を生成できるほか、より詳細な相談が必要な場合はビデオ通話や電話で弁護士に相談することも可能です。この AI と人間のハイブリッドモデルを運用するには、スピード、セキュリティ、稼働時間を決して妥協しないネットワークが不可欠です。
Fastly と提携する前、Rocket Lawyer は開発スピードを低下させるレガシーインフラストラクチャに阻まれていました。設定の更新やロールバックは常にフラストレーションの種であり、チームは以前の CDN からのパージを延々と待っていました。
さらに、従来の体制では、インフラストラクチャチームがオペレーションを開発者から切り離さざるを得ませんでした。生成 AI ツールや自動化機能のような動的で計算負荷の高い機能をサポートするために、Rocket Lawyer は自社のビジネススピードに対応できる、柔軟で開発者フレンドリーなソリューションの明確な必要性を認識しました。
ソリューション
Fastly は、Rocket Lawyer がまさに必要としていた技術ツールキットを提供しました。「Fastly では、そのツールキットは Infrastructure as Code ファースト、API ファーストであり、プログラムで管理することができます」と Moss 氏は述べています。「最初から開発者によって開発者のために構築されたことがよく分かります」。
この設計により、Rocket Lawyer はアプリケーションの実行およびデプロイ方法にプラットフォームを緊密に統合できるようになりました。
エンジニアリングのサイロ化の解消 : API ファーストのフレームワークにより、クラウドエンジニアリングチームは Infrastructure as Code のパターンをより広範な開発グループに公開しました。開発者は独自の VCL の変更を記述し、プルリクエストを送信して、真の技術パートナーとしてコラボレーションできるようになりました。
シームレスな移行のための動的ルーティング : Fastly は、重要な外部エッジルーティングレイヤーとして機能します。新しい AI 機能をサポートするための API 書き換えなど、複雑なバックエンドの移行中、Fastly を利用することで、チームはきめ細かなレイヤーでトラフィックを細分化できます。「Fastly のおかげで、摩擦が生じることなく、お客様をあるエクスペリエンスから別のエクスペリエンスへとスムーズに移行させることができます」と Moss 氏は話します。
コンテンツチームへの権限付与 : インフラストラクチャチームは、Fastly ディクショナリを介してルーティング機能をコンテンツチームに直接提供しました。コンテンツ作成者は、専任のエンジニアリングサポートを必要とせずに、エントリーを更新して新しいページを即座に公開し、自身でキャッシュをパージできるようになりました。
セキュリティ : 緊急対応の必要がない高い有効性
機密性の高い契約や機密情報を含む AI アシスタントとの会話を扱うオンライン法務プラットフォームにとって、セキュリティとプライバシーは譲れない要素です。Rocket Lawyer は、Fastly の Next-Gen WAF に移行することでネットワークエッジでセキュリティ体制を一元化し、悪意のあるトラフィックがコアアプリケーションレイヤーに到達する前にフィルタリングできるようにしました。
Rocket Lawyer では、Next-Gen WAF を活用して、OWASP に類する攻撃から重大度の高いゼロデイ CVE に至る脅威をプロアクティブに緩和しています。「Log4j が登場したとき、2つのことが明確になりました」と Moss 氏は述べています。「1つ目は、当社に確実に脆弱性が存在したということです。Log4j の悪用に対して脆弱なアプリケーションコードが存在していました。そして2つ目は、Next-Gen WAF がそれをブロックしたため、気にする必要がなかったということです」
「すでに保護対策が講じられていることが分かっていたため、Log4j の悪用に緊急対応としてではなく、迅速に対応することができました」と同氏は付け加えています。 Next-Gen WAF の仮想パッチによるこの即時の保護対策により、運用上の危機に直面することなく、社内システムに安全にパッチを適用することが可能になりました。
重要なポイント
Moss 氏は、Fastly は方法論を押し付けるのではなく、Rocket Lawyer が独自のやり方でパフォーマンスとセキュリティの問題を解決するための充実したツールボックスを提供してくれると述べています。
「Fastly のおかげで、思いどおりの方法でビジネスを運営し、アプリケーションを構築できる柔軟性が得られます」と同氏は言いました。
Rocket Lawyer は、Rocket Copilot のような高度な AI 機能をサポートするために、成長を続け、API を書き換え、アプリケーションスタックを進化させる中で、Fastly をアーキテクチャの不可欠な要素として位置付けています。Fastly はバックエンドの複雑さを適切に隠蔽し、シームレスな移行を実現することで、Rocket Lawyer が最も支援を必要とする人々に、AI によって強化された、完璧に実行される法務サポートを提供するという主要な使命に集中できるよう支援します。





