DDoS 対策プレイブック : Khan Academy、Yottaa、Magnolia の事例から学ぶ
Khan Academy、Yottaa、Magnolia は、人間のチームを上回る速さで対応する自動化システムによって、DDoS 攻撃を阻止しています。Fastly がこれらの企業を大規模に保護する仕組みをご覧ください。

かつての DDoS 攻撃は包囲戦のようなものでした。しかし今では、鉄砲水のように一気に襲いかかってきます。
攻撃者は、長時間にわたる攻撃から、短時間に集中する激しい攻撃へと手法を変えています。トラフィックの急増はわずか30~60秒で発生し、担当者にアラートが届く前に収束してしまいます。Slack を開く間もなく攻撃が終わってしまうため、手動でトリアージすることはできません。
非営利の EdTech (エドテック) 大手、eコマースのパフォーマンスを支援する企業、グローバルな DXP プロバイダーという、まったく性質が異なる3つの企業が、Fastly の DDoS Protection によって正当なトラフィックとサービスの可用性を維持し、チームが緊急対応に追われることのない体制を築いている方法をご紹介します。
Khan Academy : 17,000%のトラフィック急増を手動操作ゼロでブロック
Khan Academy は世界中の何百万人もの学習者に無料で教育を提供しています。学習者の多くは不安定なネットワーク環境から接続しており、わずか1ミリ秒の差が大きな違いを生みます。そのため、可用性は絶対に妥協できない要件です。そして残念ながら、それゆえに Khan Academy は攻撃の標的にもなっています。
同社のインフラストラクチャチームが Adaptive Threat Engine を搭載した Fastly の DDoS Protection を有効にしたとき、チームはすでに1日数百万件に及ぶボットによるログイン試行を阻止していました。同プロダクトは、実際の攻撃と、Khan Academy が世界規模のトレーニングイベント中に経験する正当なトラフィックの大幅な変動を識別する必要があります。
「DDoS Protection が作動するのを何回か目にしました。たとえば、トラフィックが17,000%以上急増した攻撃の際には、悪意のあるトラフィックの急増がコアサービスに到達する前に自動的にブロックされました」と、Khan Academy のスタッフソフトウェアエンジニアである Miguel Castillo 氏は述べています。
Fastly のパフォーマンスに対する信頼を背景に、チームは Bot Management と Fastly の Next-Gen WAF を採用し、さらに多くのサービスを Fastly Compute に移行することも検討しています。
事例の詳細はこちら : Fastly の Edge Cloud Platform で何百万人もの学習者に無料で教育を提供する Khan Academy
Yottaa : 誰も気づかないうちに終わる攻撃の影響を緩和
Yottaa は、高級ファッションブランドや急成長中のスタートアップ企業を含む、1,500を超えるオンラインストアのパフォーマンスとセキュリティを管理しています。Yottaa が観測した攻撃は、規模の大小にかかわらず、対応に時間がかかる方法では対処しきれないほど急速に発生していました。
「DDoS Protection を利用することで、その影響を実質的に平準化し、悪意のあるトラフィックを自動的に緩和できるようになりました。その結果、サイトを継続して稼働させ、顧客にサービスを提供し続けることができます」と Yottaa のクライアントサービス担当バイスプレジデントである Ben Trafton 氏は語っています。
1分もかからずに発生して消える短時間の集中攻撃には、手動での対応が追いつかないことがよくあります。チケットを起票する時間すらなく、ましてや攻撃に対応する時間はありません。Fastly は、リアルタイムでトラフィックの基準値を動的に算出し、急激なトラフィックの増加を自動的に抑制します。これは、Yottaa が自ら「スーパーボウル」と呼ぶホリデーシーズンを迎えるにあたり、特に重要です。
Next-Gen WAF での誤検知がほぼゼロという実績も相まって、Yottaa は顧客に、単なる速さ以上に得がたい「安心感」を提供しています。「夜中に何か問題が起きるのではないかと心配することはありません」と Trafton 氏は述べています。
事例の詳細はこちら : エッジで AI 対策を講じた超高速eコマース体験を提供する Yottaa
Magnolia:スイッチひとつで450社の顧客を保護
Magnolia のデジタル体験プラットフォームは、450社の顧客と200社のパートナー向けに250超のクラスタをホストしています。顧客には金融機関や政府機関が多く、どちらもインターネット上で特に攻撃の標的になりやすい分野です。大手銀行の顧客が数日間にわたる DDoS 攻撃を受けた際、Magnolia は慌てて対応チームを編成する必要はありませんでした。Fastly のブロックモードを有効にしただけです。
「こうした攻撃はごく短時間に集中する傾向があるため、対応の速さが当社にとって非常に重要です」と Magnolia の最高情報セキュリティ責任者 (CISO) 兼最高技術責任者 (CTO) の Jan Haderka 氏は述べています。Adaptive Threat Engine はトラフィックが正当なものかどうかをほぼリアルタイムで検証しました。これにより、Magnolia は攻撃トラフィックを隔離し、サービスを中断することなく、稼働率99.9%の SLA を維持できました。
Magnolia は、毎月数百件のセキュリティイベントにわたる、320万件の攻撃リクエストをブロックしています。共有プラットフォームとして稼働しているため、ある顧客向けに作成したルールが、同じプラットフォーム上のすべての顧客を即座に保護します。
事例の詳細はこちら : Magnolia、エッジでデジタル体験を保護しながら運用コストを削減
現代の DDoS 攻撃に自動化が有効な理由
Khan Academy、Yottaa、Magnolia は、Fastly のプラットフォームを利用して、ダッシュボードを常時監視することなく、サービスの可用性に影響が及ぶ前に DDoS 攻撃を阻止している組織のほんの一部です。Fastly がビジネスにもたらすメリットについて、他のお客様の事例もご覧ください。
Fastly の DDoS Protection が、お客様のトラフィックをどのように保護するか、ご興味がありますか?貴社固有のトラフィックパターンに対して自動緩和機能がどのように対応するか、Fastly チームにご相談ください。緊急対策室の設置は不要です!







