Object Storage の操作
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このガイドでは、S3 互換 API を利用する際にリクエストの認証に使用される Object Storage キーを Fastly コントロールパネルで作成する方法について説明します。
Object Storage に関するコントロールパネルの操作
Fastly コントロールパネルを使用して、Fastly サービスから S3 互換 API へのリクエストを認証するために使用されるアクセスキー (アクセスキー ID と秘密鍵で構成されます) を作成、表示、削除することができます。
Object Storage のアクセスキーを作成する
Object Storage アクセスキーを作成するには、以下の手順に従ってください。
Fastly コントロールパネルにログインします。
Resources > Object Storage に移動します。
Create key をクリックします。
Description フィールドに、キーの説明を入力します。
Scope フィールドで、キーに許可するアクセスのレベルを選択します。最初に作成したキーには、読み取りと書き込みのアクセスが必要です。
- Read: 既存および将来のバケットの読み取りを許可します。
- Read and write: 既存および将来のバケットの読み取りと書き込みを許可します。
Create をクリックします。
アクセスキーと秘密鍵の詳細をメモします。秘密鍵は再度確認することができないため、安全な場所に保存してください。
Object Storage キーの表示
Object Storage のアクセスキーが1つ以上作成されると、Resources > Object Storage で、アカウントで作成されたすべての Object Storage アクセスキーの詳細を確認できます。Object Storage ページに、以下の詳細が表示されます。
- Access Key ID: S3 互換 API から返されたアクセスキー ID。
- Description: アクセスキーの説明。
- Scope: アクセスキーで許可されるアクセスのレベル。
- Created on: アクセスキーが作成された日付。
Object Storage アクセスキーの削除
Object Storage のアクセスキーは、いつでも削除することができます。アクティブなアプリケーションで使用されているアクセスキーを削除すると、予期しない動作が発生することがあります。
Fastly コントロールパネルにログインします。
- Resources > Object Storage に移動します。
- 削除するアクセスキーの右側にあるゴミ箱アイコン をクリックします。
- Confirm and Delete をクリックします。
S3 互換 API の操作
Fastly Object Storage のアクセスキーを作成したら、S3 互換 API を使用してバケットを作成し、データを保存できます。
S3 互換 API を使用する場合、作成したキーで認証を提供する必要があります。SigV4 署名の credential Scope
の部分と一致するリージョンを含む、以下の Object Storage のリージョンエンドポイントのいずれかにリクエストを送信します。
us-east.object.fastlystorage.app
us-west.object.fastlystorage.app
eu-central.object.fastlystorage.app
Object Storage のリージョンエンドポイントは、AWS のリージョンとは異なります。LocationConstraint
を含むリージョンのオプションがすべて正しい Object Storage のリージョン名に設定されていることを確認してください。
バケット名をリクエストパスの一部として含め、バケットと通信します。例えば、us-east
リージョンで my-bucket
という名前のバケットにアクセスするには、https://us-east.object.fastlystorage.app/my-bucket
というリクエストパスを使用します。
https://my-bucket.us-east.object.fastlystorage.app
)。互換性のあるバケット操作
Object Storage は、S3 互換 API による以下の処理オペレーションをサポートしています。オペレーションは2つのグループに分類され、それぞれ料金が異なります。オペレーションの請求方法に関する詳細については、Object Storage のプロダクトページを参照してください。
クラス A オペレーション
- CreateBucket
- DeleteBucket
- HeadBucket
- GetBucketLocation
- ListBuckets
- PutObject
- CopyObject
- DeleteObject
- DeleteObjects
- ListObjectsV1
- ListObjectsV2
- CreateMultipartUpload
- CompleteMultipartUpload
- AbortMultipartUpload
- ListMultipartUploads
- ListParts
- UploadPart
- UploadPartCopy