力を合わせてさらにパワーアップ : Compute パートナーエコシステムのご紹介

Compute は、開発者が開発者のために構築した Fastly のサーバーレス・コンピューティング・プラットフォームです。お客様が安全でパフォーマンスが高く、スケーラブルな環境で構築しながら、Compute の革新的なユースケースを見い出しているのを私たちは非常に嬉しく思います。そしてすべての優れたものがそうであるように、私たちもまた、力を合わせることでより素晴らしいものを生み出すことができます。

そこで今回は、Fastly のパワフルなエッジクラウドネットワークに統合し、Compute を活用してより顧客に近いソリューションを実現しているパートナー企業のエコシステムをご紹介します。Compute は既存のスタックにシームレスに統合し、シンプルな開発とデプロイのワークフローを通じて開発者の生産性を向上させます。私たちは多数の革新的な企業と協力し合い、エッジでできることの限界に挑戦し続けます。

より多くのことをエッジで実現

Compute は可能な限りユーザーのデバイスの近くでアプリケーションロジックを実行するため、イノベーションとミッションクリティカルなユースケースの可能性が無限に広がります。Fastly は Google Cloud や Amazon Web Services など、主要クラウドサービスプロバイダーと統合していますが、以下では Fastly のパワフルなサーバーレス環境を自社のプラットフォームやサービスと組み合わせているその他のパートナー企業の例をご紹介します。

データベース : Fauna、Macrometa、Upstash

多くのお客様が Compute を活用してパーソナライズされたエクスぺリンスをエッジで実現しています。開発者は FaunaMacrometaUpstash などの分散データベースを Compute と組み合わせて使用することで、さらにこのコンセプトを発展させることができます。どちらもロジックとデータをエンドユーザーの限りなく近くに置くことで、グローバルなレイテンシを最小限に抑えることを目的としています。これにより、開発者はより優れたユーザーエクスペリエンスの構築と維持に専念し、基盤となるインフラストラクチャの管理にかかる手間を削減することができます。

バックエンド : Backblaze、Storj 

データストレージの経済性が悪いと、高額なデータ転送コストと複雑なデプロイアーキテクチャのせいでベンダーロックインが発生し、企業のイノベーションが損なわれることがあります。BackblazeStorj などが提供するグローバルに分散化されたストレージアーキテクチャと Compute を組み合わせることで、お客様は複雑さやコストを増やすことなくセキュリティとパフォーマンスを向上させることができます。コンテンツをエッジから配信することによって、比類ないパフォーマンスとレジリエンス、効率性が得られ、ベンダーロックインの心配もありません。

オンラインスキミング対策 : Source Defense

Source Defense は、Web サイトを保護するクライアント側セキュリティソリューションのマーケットリーダーで、サイトを「Magecart」攻撃から保護します。これらの攻撃は、JavaScript のソースに関係なくサイトの要素の読み取りや変更、削除、追加が可能な場合に発生し、改ざんやオンラインスキミング、ドライブバイダウンロード攻撃などの問題を引き起こします。Compute から Source Defense プラットフォームをデプロイすることで、お客様はアクセス可能で使いやすく一元化された管理が可能なセキュリティソリューションを手にすることができます。

テスト : Optimizely  

多くがキャッシュされているコンテンツでパワフルなデジタルテストを高いパフォーマンスで実行するのは容易ではありません。通常このようなテストでは、アーキテクチャの複雑さとパフォーマンスの向上の間でトレードオフが余儀なくされます。Optimizely のフルスタック SDK を Compute に直接組み込むことで、あらゆるエクスペリエンスとコンテンツをテストできる、シンプルでパフォーマンスが高く、パワフルなソリューションを実現できます。

アイデンティティ : Auth0 

ユーザーを認証・認可する機能を顧客向けアプリケーションに追加し、リスクを軽減しながら全体的なサイトエクスペリエンスを向上させることがますます重要になっています。企業は、B2B と B2C アプリケーションの両方でこのようなソリューションを簡単かつスケーラブルな方法で迅速にデプロイできる必要があります。Compute と Auth0 などのアイデンティティアクセス管理ソリューションを組み合わせることで、エッジで開発者フレンドリーなアイデンティティプラットフォームを実現できます。

その他の開発ツール : Glitch、Edgemesh

企業はこれまで以上に高品質でカスタマイズされたデジタルエクスペリエンスを、複雑化することなく迅速かつ容易に構築する必要性に迫られています。GlitchEdgemesh などの開発ツールを利用することで、企業は数分または数秒で Web サイトやアプリを立ち上げることができます。さらに Compute を組み合わせれば、パワフルなエッジクラウドネットワークのパフォーマンスとスケーラビリティを追加できます。 

ログ & モニタリング : Datalog、New Relic

アプリケーションや Web サイトのパフォーマンスを把握することは、最適なエンドユーザーのエクスペリエンスを確保する上で非常に重要です。真の可観測性とは、サードバーティの統合やエッジでのデプロイも含め、システム全体を見渡せるエンドツーエンドの可視性が得られることを意味します。Compute が提供するリアルタイムのデータを DataDogNew Relic など他のログやモニタリングのエンドポイントからのデータと組み合わせることで、パワフルな瞬時のフィードバックを得て Web サイトやアプリケーションのパフォーマンスを把握できます。

今後について

Compute のパートナーになることで、開発者により優れたツールを提供できるだけでなく、自社のプロダクトやサービスをエッジで統合する際に大きなメリットが得られます。「The Forrester New Wave™: Edge Development Platforms, Q4 2021」で「リーダー」に選ばれた2社の一つとして高い評価をいただいている Compute をパートナーのテクノロジーと組み合わせることで、すぐに価値を実現できると私たちは確信しています。実際、Fastly では Compute@Edge を使って業界をリードする次世代の Fastly プロダクトを構築しています。

パートナーテクノロジーの統合に関する詳細については、Fastly の Compute エコシステムのディレクトリをご覧ください。また、パートナーとして Fastly エコシステムに参加することにご興味のある方は partners@fastly.com までご連絡ください。

Emily Friedberg
Group Vice President, Global Sales Acceleration
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Emily Friedberg
Group Vice President, Global Sales Acceleration

Emily Friedberg は、Fastly の Director of Ecommerce Focused Partnerships and Strategy です。クラウド、eコマース、SI/エージェンシー分野の主要パートナーとのリレーションシップ管理を統括しています。パートナーシップにご関心のある方は、efriedberg@fastly.com までご連絡ください。

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