USA TODAY Co. は、Fastly API Management によってグローバルレスポンス時間を25-30%短縮し、ニュースの発生に起因するトラフィックスパイクにシームレスに対処しつつエッジでイノベーションを促進し、コスト削減も実現
USA TODAY Co.の Site Reliability Engineering (SRE) Team のマネージャーを務める Bilal Fazal 氏と、同チームの Principle Engineer である Kris Vincent 氏に、Fastly とのパートナーシップを通じて USA TODAY Co. が競争力を維持しながら最先端のテクノロジーを活用できる理由についてお伺いしました。
USA TODAY Co. にとって Fastly がベストな選択肢だった理由
Vincent 氏は Fastly のプラットフォームとチームが USA TODAY Co. の成長と成功を以下の3つを通じてサポートしたと述べています。
グローバルにスケールできる容量
次世代の革新技術に簡単に統合
開発者ファーストのアプローチ
USA TODAY Co. という名称とはいえ、ニュースはグローバルです。同社は世界規模でビジネスを展開しており、欧州やアジアへも米国内と変わらないスピードでスムーズに配信できるネットワークが必要です。「Fastly のおかげでビジネスを拡大してスケールアップできます。私たちがどこでビジネスを展開しようと、Fastly が世界各地に擁するインフラストラクチャを通じてトラフィックに確実に対応できます」(Vincent 氏)。
また、USA TODAY Co. は Fastly を通じて最先端のテクノロジーを活用し、ビジネスを加速できます。これには、オリジンの保護を強化しつつ細やかなセキュリティ対策を可能にする Fastly の Edge Rate Limiting 機能や Next-Gen WAF が含まれます。「エッジでこれらを私たちのプロダクトスイートやプラットフォームに統合できます。私たちが Fastly 上で構築しているプロダクトに簡単に組み込むことが可能です」(Vincent 氏)。
Vincent 氏は USA TODAY Co. が Fastly に興味を持った主な理由のひとつとして、開発者ファーストの組織としての Fastly の評判を挙げました。SRE チームにとってこれは、新しいプロダクトや機能強化を本番環境に安全かつ迅速にデプロイできるよう開発者をサポートすることを意味します。一方 Fastly チームにとっては、すぐにサポートできる体制にあることを意味します。「Fastly は実装の技術面において、いつも親切にサポートしてくれました。担当者の方がそばに控えてくれているのは心強いです」(Vincent 氏)。
Fastly によって USA TODAY Co. がパフォーマンスを改善しながらスケールできる理由
ニュース配信における最大の課題のひとつに、トラフィックレベルの上昇が挙げられます (特にニュース速報が発生した場合)。そのため USA TODAY Co. は、同社のサービスを必要とするエンドユーザーへのサービスに支障をきたさずに、大量のトラフィックに対応できるスケーラブルで柔軟性の高いインフラストラクチャを求めていました。Fastly は以下を通じてこれを実現しました。
コストを増やすことなくさらに多くのニュースをより高速に配信できるネットワーク
Fastly によってすべてのリクエストが CDN レイヤーで処理されるため、USA TODAY Co. のインフラストラクチャをオフロードできます。SRE チームは戦略的に分散された Fastly の POP を活用することで、トラフィックを複数の場所に最適な形でルーティングできます。また、独自のサービスを構築する代わりに Fastly のインフラストラクチャを利用することで、リソースの使用を減らせます。これによるコストダウンに加え、Fastly の分散ネットワークにより、レスポンス時間も大幅に短縮できます。
レスポンス時間を25-30%改善する API 管理
API 管理を Fastly に移行させた結果、USA TODAY Co. が大規模なトラフィックスパイクに対処する方法が大きく変わりました。同社はこれまでに Fastly API Management プラットフォーム上で90件を超えるプロダクトを構築しており、各チームはさまざまな機能やプロダクトスイートを使用して自由自在にアプリケーションを管理しています。このプラットフォームは月間約40億に上るリクエストを処理しています。
「Fastly API Management の非常に高いスケーラビリティのおかげで、選挙をはじめ、インフラストラクチャにトラフィックスパイクをもたらすイベントにも対応できます。特に API Management レイヤーによってアプリケーションを簡単にデプロイして保護できるようになったことで、市場投入までの時間が大幅に改善されました」(Vincent 氏)。Fastly API Management を実装して以来、USA TODAY Co. のレスポンス時間が25-30%短縮し、「当社のインフラストラクチャにとってこれは非常に大きな改善を意味します」と、Vincent 氏は述べています。
USA TODAY Co. は、15以上のチームをサポートするマルチテナントプラットフォームを構築しています。このレベルのスケールアップを実現できた背後にはシンプルな Fastly のアーキテクチャがあり、チームは作業を完遂するのに新しいシステム全体を一から学ぶ必要がありません。「私たちのチームは Fastly のインフラストラクチャとプロダクトラインで何ができるかを知っており、それだけで十分なのです」(Vincent 氏)。
新しいプロダクトをユーザーにシームレスに提供できるよう開発者を支援
「Fastly を導入して以来、私たちはまさにエッジファーストの組織に変わりました。当社の開発チームはエッジでプロダクトの開発に取り組み、SRE チームがプロダクトをライブ本番環境に迅速にプッシュしてエンドユーザーに提供できます」(Fazal 氏)。例えば、Fastly で URL リダイレクトとリライトを使用する SEO ベースの最適化に加え、キャッシュなど、フロントエンドを最適化するさまざまな設定を利用できます。
また、開発者はプロダクトのホスト先として、オンプレミスインフラストラクチャや Fastly の Compute、Google バケットなどを選べます。このように異なるプラットフォームでも、SRE チームはスムーズに統合して Fastly のプラットフォームにルーティングし、コンテンツをエンドユーザーに高速配信できます。
Fastly チームとの連携について
Fazal 氏は、Fastly との連携を「双方向の関係」と説明しています。SRE チームは Fastly に技術的な問題に関するサポートを求めたり、将来的に実装する可能性がある複雑なプロダクトのアイディアについて相談したりできます。同時に SRE チームは、現在利用可能か、開発過程にある Fastly のプロダクトに関するフィードバックや、Fastly のインフラストラクチャ上で構築している素晴らしいソリューションについて Fastly と共有できます。
「Fastly は素晴らしいパートナーであり、私たちは非常に緊密に連携しています。おかげで素早く行動できます。例えば、Fastly チームと一緒に作業をすることで得られる心強さや技術的な専門知識は、API 管理ソリューションを実装した際に、非常に励みになりました」(Fazal 氏)。
Vincent 氏も同感し、「Fastly がそばに控えてくれていることで、現代のように急速に変化する業界でも安心して前進し、問題を解決できると感じることができます。コンテンツをより高速に配信したい場合や、新たな場所に配信したり、新しいプロダクトを作成したりする必要がある場合でも、Fastly のプロダクトとプラットフォームのおかげで迅速かつ効率的に実行できると確信しています」と語っています。
Fastly と目指す次のステージとは?
USA TODAY Co. は、Fastly API Management (FAM) プラットフォームを複数の Fastly サービスにシャーディングすることを検討しています。言い換えれば、チームがアプリケーションをセットアップすると、FAM によって実際に Fastly サービスと API ゲートウェイモデルが稼働し、これによってアプリケーションが完全に分離され、独自のセットのスイートとサービスを使用することになります。
「Fastly のおかげで次のステップにおいて非常に高い柔軟性が得られるので、とても楽しみです」(Vincent 氏)。Fazal 氏も同じように感じており、「私たちのパートナーシップは非常に重要です。これからも Fastly と共に歩み続けることをとても楽しみにしています」とコメントしています。