オブザーバビリティのプロセスは、ログ、メトリクス、トレースの3つの主な柱で構成されます。これらの基本的な概念を理解することは、システムの動作を包括的に把握するために欠かせません。では早速、見ていきましょう。
1. ログ
ログはシステム内のイベントの詳細な記録です。これらのメッセージには、イベントの日時やログの送信プロセスのIDなど、さまざまな重要な情報が含まれます。リアルタイムのログ記録により、開発者はイベント発生時にそれをキャプチャし、トラブルシューティングのためのコンテキストを収集できます。これは、システムの動作を時系列で詳細に分析するのに役立ちます。
2. メトリクス
メトリクスは、システムのパフォーマンスを定量的に表す測定値です。これらは、トレンド分析やパフォーマンスのモニタリングのために追跡・分析できる数値データを提供します。ベースラインが確立されると、メトリクスの追跡によって通常とは異なるシステム動作を特定し、異常を検知できます。
3. トレース
オブザーバビリティの第三の柱であるトレースは、分散システム全体にわたる関連イベントを時系列に記録したものです。トレースにより、リクエストフローをエンドツーエンドで可視化し、分散システムのデバッグに役立てることができます。これにより、問題の原因を特定し、システムのパフォーマンスを最適化しやすくなります。
Fastly と OpenTelemetry を使用して生成されたトレースの例

Fastly で3つの柱を統合
Fastly のアプローチでは、ログ記録、メトリクス、トレースの3つの機能を統合し、IT インフラストラクチャの全体像を把握できるようにします。
リアルタイムのログ記録 : ログをさなざまな宛先にリアルタイムでストリーミングすることで、迅速なデバッグと問題解決が可能になります。
柔軟なメトリクス : オリジンとキャッシュ間のトラフィックなどのブラックボックスデータを含む、180種類のサービスレベルメトリクスにアクセスして、詳細なパフォーマンス分析やモニタリングを行えます。
分散トレースのサポート : Fastly のプラットフォーム全体でリクエストのトレース情報を取得してエンドツーエンドの可視性を確保できます。今すぐ無料アカウントに登録して実際にお試しください。