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ボット対策: 悪質なボットがビジネスに与える被害

Daniel Corbett

プリンシパルプロダクトマネージャー

James Nguyen

プロダクトマネージャー

盾と鍵のアイコンが鳴り響くメガホンを持つ手のイラスト

「ボット対策: 悪質なボットがビジネスに与える被害」の調査結果をリリースできることを嬉しく思います。米国および英国に拠点を置く企業に所属する500人の IT/セキュリティ意思決定者を対象に、悪意のあるボットに関する経験、攻撃の種類と頻度、そしてビジネスへの影響について調査を実施しました**。悪意のあるボットの状況を正しく理解すれば、デジタル資産を守るための効果的な戦略を立てて準備を整えることができます。

ここでは、調査の主な結果を詳しく見ていきます。

  • 調査対象となった組織の76%が過去1年間にボット攻撃を経験しており、43%は複数回攻撃を受けています。

  • 大規模なボット攻撃の平均コストは290万ドルです。

  • 59%の組織が過去1年間でボット攻撃が増加していると報告しました。

  • 最も一般的に報告されている脅威はマルウェア配布ボットで、49%の組織が影響を受けています。

  • 回答者の45%は、AIがボット攻撃の数を大幅に増加させると信じている一方で、27%はその深刻さを増幅させると考えています。

  • 回答者の80%はさまざまな企業活動にボットを活用しており、42%は顧客対応にも利用しています。

  • 日常的にセキュリティインシデントに対応している技術スタッフの73%が過去1年間でボット攻撃の増加を感じているのに対し、経営陣では53%にとどまっています。

  • ボット攻撃による懸念事項として、データセキュリティ侵害 (48%)、金銭的損失 (41%)、ビジネスやサービスの停止 (39%) が挙げられました。

  • 回答者の47%が、ボット攻撃への対策としてもっとできることがあると考えています。

これらの調査結果に加えて、この調査では、敵対者がボット攻撃を加速させるためにAIを使用する可能性についても検討しました。調査回答者の45%は、AIがボット攻撃の数を大幅に増加させると信じており、27%はAIがボット攻撃の深刻さを増幅させると考えています。

Fastly は悪意のあるボットへの対策をどのように支援するか

Fastly Bot Management は、増加する悪質なボットの脅威に対応するために設計されています。ネットワークのエッジでボットトラフィックを検出・緩和し、Web サイト、アプリケーション、データ、およびその他の重要な資産を保護します。Fastly のお客様は、自動ボット検出、ほぼ即時のボット分類、各種手法 (インタラクティブ/非インタラクティブなチャレンジ、レート制限、ブロッキングなど) による緩和の恩恵を享受しています。さらに、リアルタイムの可視性により、ボットのトレンドを追跡し、新たな脅威を特定し、どのボットがなぜブロックされたのかを確認することができます。Fastly のサービスは各組織のニーズに合わせてカスタマイズ可能であり、ビジネスを脅かすボットトラフィックへの対策に必要なソリューションを提供します。

悪質なボットによる攻撃は、コスト、顧客満足度、ブランドの評判など、ビジネスにとって重要な要素に深刻な影響を与える可能性があります。詳細については、こちらをご覧ください。

**「ボット対策: 悪質なボットがビジネスに与える被害」について

この調査は、Fastly の委託を受けて独立系市場調査企業 Vanson Bourne によってオンラインで実施されました。調査対象は、従業員数250人以上の、米国および英国に拠点を置く企業に所属する IT/セキュリティ分野の意思決定者500人です。調査は2024年4月10日から4月18日まで実施されました。